材料あれこれ


★ ステンレスってなーに


ステンレスは、鉄にクロームやニッケルを入れて、錆びにくくした鉄の合金です。
18-8ステンレス(18%のクロームと、8%のニッケルを加えた鉄) は錆びませんが、焼きが入りません(刃物にならない)。焼きが入るように炭素を加えたり、ニッケルを少なくしたり微量成分を加えると堅いハガネになりますが、錆び易くなってしまいます。
現在でも純鉄は出来ない、といわれるほど純粋な鉄を作るのは至難の業。しかし、平安時代、日本では純鉄が作られていました。日本は昔から高度な技術を持っていたんですね。
鉄に炭素が0,7%〜1,5%入った鉄をハガネとして刃物に使います。更に微量なシリコン、クローム、マンガン等の量の違いで青ハガネ、白ハガネなどと名前が付いています。



刃物の大喜(はもののだいき)